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原秀雄の人となりと作品 原生林に繁茂するかづらを、創作芸術の素材として本格的に取り組んだ作家は、おそらく原秀雄が初めてであろう。 天然素材であるかづらが、原氏のインスピレーションによって、魅惑的なオブジェに変貌する様は見事という他ない。 自然が育んだ不思議なかたちに何かを加えたいとはやる気持ちを押さえて、消去法の思考感性で取り組む姿勢に成功があるようだ。 素材の強調と、空間という間の取り方の絶妙なバランス。素朴のなかに、計算されたかたちの演出。あくまで自然が産んだかたちに逆らわず、それでいて天然には決して存在しえないかたちにまとめている。 忘れてはならない事がある。 造形的センスの他に、氏の自然に対する慈しみの心と目が作品の奥行きを深めている点だ。 単なるジャポニズム的異国趣味ではなく、彼の作品が放つ禅的な、あるいは哲学的な雰囲気を評価する海外の眼があることは注目に価する。 桜田 序( アートディレクター) | |||
/// | 略歴 1950年 神奈川県川崎市に生まれる 1971年 横浜国大中退後、福岡正信氏に師事。自然農法を学び実践する。 1981年 渡米、カリフォルニア山中に暮らす。 1989年 帰国後、奥熊野の仙境に住み、かづらアートに取り組む。 1992年 池袋西武JCギャラリーにて初個展。大好評を博しかづらブームの火付け役となる 以後、池袋西武で毎年個展を開催する他、玉川高島屋、横浜高島屋、銀座松屋、銀座松坂屋、 新宿伊勢丹、近鉄奈良、神戸大丸などの各デパートや、各地のギャラリーにて個展を開催。 1994年 季刊銀花 99号 掲載 1995年 玉川高島屋 「現代の道具展」 1999年 「奥熊野かづら工房」(芳賀書店)出版 2000年 新宿伊勢丹クラフト展 2002年 トールマンコレクション東京個展 2005年 京都高台寺春光院個展 | |||
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Hideo Hara' personal
history 1950 Born in Kanagawa Pref. Japan 1971 Studied Natural Farming under Masanobu Fukuoka after leaving Yokohama National University. 1981 Moved to the USA and joined a community in the mountains of California. 1989 Returned to Japan and started "Kazura" art deep in the mountains of the Kumano region. 1992 Started holding numerous exhibitions and shows around Japan. To this day, he continues his craft in the forests of the Kumano region. |
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